4568人が本棚に入れています
本棚に追加
「君はね。半分は人だよ。」
「じゃあもう半分はなんなんですか。」
「天使。まぁ君が生まれた時には堕天使になっていたけど。」
死神は楽しそうに言った。
「…天使?」
「そう、君の父親さ。小生は彼に頼まれて君の名付け親になったのさ。」
「なんのために…?」
娘は不思議そうに聞いた。
「小生は君に金銭的な成功を約束したのだよ。だからここに来た。」
「…え?なんで‥?」
娘は混乱していた。
‐私は半分人じゃなく半分天使…。そして父親がその天使で、死神に頼んで名付け親になった…。それに金銭的に成功すると約束まで…。
「どうして名付け親になったの?」
最初のコメントを投稿しよう!