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「それは、君の父親を連れていくのが小生だと分かったからさ。何かの縁だと思って引き受けたのさ。富に恵まれることを約束してね。」
「別に今のところ恵まれるまではいってはないけど…でも、そんなものいらないわ。」
「くくくっ…。何を恐れているんだ。これから君は金銭的に成功するというのに…。」
死神は可笑しそうに笑った。
娘はその死神の笑いを理解出来ずにいた。
しかし、日が経つに連れ娘は死神に心を許していった。
娘が死神に慣れるまでの間に、死神は娘が医学に進むことの出来るレベルだと理解した。
そのため、金の工面をして医学の勉強をさせて医者にさせた。
娘は25歳になった。
「久しぶり。ちゃんと医者になったんだね。」
「!?死神…さん‥」
死神は予告なしに突然背後に現れる。
これが死神の登場の仕方みたいだ。
「君を富豪へ誘おう。」
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