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「反省してる?」
「してる!すっごく反省してるわ!!」
娘は死神に縋りつきながらいった。
その目には涙が溢れていた。
「…じゃあこの蝋燭に炎を移し替えてあげよう。」
「ありがとう!!」
死神はどこからともなく蝋燭を出現させた。
そして、その蝋燭を持って、娘の蝋燭の元へと近づいた。
「くくくっ。」
「え…?」
死神は蝋燭に近づく振りをして、間合いをとり大鎌を使って娘を殺した。
その為、娘は亡くなってしまった。
「…くくくっ。愚かだったね。希望を持ったまま死ねて良かったね。全部嘘だったのに…くくくっ。」
死神は娘の死体に語り続けた。
「ここは地獄に通じる洞窟で、この蝋燭は罪の長さを表しているんだよ。君には堕天使の父親がいるからねぇ。罪はこれっぽっちしかないのに、天国に行くことは出来ないんだよ。まぁ、小生のいる魔界にくるのもいいけど…後は君に任せるさ。閻魔大王もそうさせるはずだからねぇ。それじゃあ失礼するよ。くくくっ…。」
その後娘がどんな道を選んだのか死神は知らない。
知ろうともしなかった。
了
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