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僕と貴女は出会いました。             四角と灰色の世界で             最初は軽い気持ちで話しかけました。             でも、貴女の事を一つずつ知るたびに僕の心に何かが刺さっていきました。             長い月日が過ぎていき  僕は貴女を守ると決心しました。             貴女は恥ずかしそうに『はい』と言ってくれました。             白い誓いは永遠に結ばれたのです。             そして、僕と貴女はキャベツ畑へ行って新しい命と出会いました。             僕は少し戸惑いました。             そんな僕を見て貴女は少し笑いながら『大丈夫よ。お父さん。』と言いました。             僕は父親になり貴女は母親になりました。             ある晴れた日、クローバーが敷き詰められた公園で僕と貴女と君と…             『ありがとう、生まれて来てくれて…』             と感謝したい。
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