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その夜も昨日と同じように月の光がきれいだった。
ディーノは疲れ切った雲雀に腕枕をしながら夜空を眺めていた。
雲雀が疲れている理由はディーノが雲雀の体力を気にせずに抱いたせいである。
「恭弥は体力が足りないんだよな。もう少しきつい修業させっかな?」
ディーノは情事の後で頬を赤くさせ、肩で息をしている雲雀に理性が切れそうになったが、これ以上無理はさせたくないので別のことを考えて気を紛らわせる。
「今日は無理させたから、明日は恭弥をデートに誘って好きなもの食わせてやるか。」
そうつふやくとディーノは雲雀の耳元で恋人に歌う甘美の曲-セレナーデを歌いはじめた。
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