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「実はさ…一度だけ、友達の紹介でライブ、出たことあるんだけどさ…ステージ立ったとたん、緊張しすぎて…途中で弾けなくなってさ…極度のアガリ性なんだ…」
「それって…」
「うん。ミュージシャンとして致命的。いまでもそんときの事、ときどき夢に見るんだ。ホント、アホだろ?」
「ううん…アホなんかじゃないよ…ギター、弾けるだけでも、すごいな~って思う。それじゃあ…それを克服するためにここで弾いてるの?」
「…みたいな感じかな」
「あ!ちょっと待って」なにかを思いついた彼女は、店に戻っていった。
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