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どうやら向かい側の花屋の店員らしい。
目が合うと彼女は、にっこりと微笑んだ。
「こんばんは。いつもここで弾いていますよね?」
「ごめん…迷惑だった?」
「ううん、違うの…そうじゃなくって…ただステキな曲だなぁ~って」
ホントは、すごくうれしかった。声を上げて、喜びたかった。だけど…
「そう?ありがと」できるだけ気持を抑えて、答えた。(ギタリストはシブい)自分の勝手なイメージを守ってみた。
彼女は、周りを見渡して、ほかに誰もいないことを確かめながら聞いた。
「となり、座ってもいいですか?」
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