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この公園に来る目的が、もうひとつ増えた。（今日も来てくれるのかな？）
そんなコトを考えながら、ギターを弾き始めると、向かい側の花屋から、店のエプロンを外しながら、彼女がやってきた。
「こんばんは。約束どおり、来ちゃった」
「来てくれてありがと」
そんなアイサツを合図に、ボクと彼女だけの、公園ライブが始まる。
何曲か弾き終わると、彼女がうっとりとした表情のまま、尋ねてきた。
「ねぇ、聞いてもいい？」
「ん？」
「これだけギター上手いんだから、ライブハウスとかで弾いてみたら？」
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