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「バタンッ!」
湖で水死体が発見されたと言う一報を受けた俺は、車で現場に駆け付けた。
「ご苦労様です。」
この小太りの男は、俺の部下で通称………。
「で、水死体は?」
「こっちです。」
俺を水死体の所まで案内するこの小太りの男は、俺の部下で通称………。
「見て下さい。」
「ん?首筋にペンか何かでマークが書かいてあるぞ?おい!?」
「そうです。例のマークです。」
「通称何だっけ?」
「湖の悪魔です。」
「連続殺人鬼の通称じゃなくて、君の通称だよ。」
「私の?」
「そうだ。」
「私に通称などありません。」
「そうか。で、手掛かりは?」
「犯人に繋がる手掛かりは、この首筋のマークだけです。」
「模倣犯の可能性は?」
「はっきりと断定出来ませんが、犯行の手口から見てまずありえないでしょ。」
「そうか。」
「それと、ある事実が分かったのですが。」
「何だ?」
「我々二人の物語上の設定は刑事ではないようです。」
「ちょっと待て!じゃあ、いったい我々は何者なんだ?」
「我々の専門は海洋学です。」
「よし!なら海へ出よう!」
「はい!」
俺の目の前にいるこの小太りの男は、俺の助手で通称は特にない。
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