大桜の下

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「…そうか。わかった」 茂吉は低い声で返事をした。 そして、両手を胸の前で組み、こめかみの桜の模様にすっと触れる。 すると、模様が桃色に光り出した。 四人は、不思議な顔で茂吉を見つめた。 「あの…何してるんスか」 草治が小さな声で聞いた。
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