本題

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「無視かぁ!このおれを無視かぁ!」 大護はじだんだを踏む。 それでも京次郎は何も言わない。 「何とか言えー!」 「お前さぁ…」 草次が言葉を発しかけたその時、 「大護」 地の底から響いて来るような重低音が、皆の耳を貫いた。 「黙れ」 眉間に幾重ものシワを寄せ、大護を睨み付ける。 大護は瞬時に背筋が凍りついた。
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