本題

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「唱力は、この里で産まれたものなら里で暮らすだけで体内に溜まっていく。 もちろん、今のお前達にも備わっていると言う訳だ。 そして、唱力を使うためには、自分にあった唱印がいる。 唱力にもいくつかの種類があるのだ。 その種類によって、戦闘タイプ、唱印の模様が決まっていると言うわけだ。 唱印は唱印式を行い、土地に認められれば掌に浮き出る。 晴れて唱人になれるのだ。 だが、唱印式は大きな唱力が必要となる。それに、体に大きな負担がかかる。 それゆえ唱印式は通常十歳で行われる。」 茂吉は一気に話した。
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