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「『椿』の唱印を持つ者は、大型の武器を使い、攻撃の中心となる」
茂吉は淡々と話した。
「おおー!父ちゃんすげー!攻撃の中心かぁ…」
大護は目を輝かせて言った。
「おまえと違ってな」
さらりと京次郎が言う。
大護はキッと睨んだ。
しかし、草次に膝を叩かれ、文句ありげに口を閉じた。
「ほかにわかる者はいるか?」
茂吉はさらに尋ねた。
「………『桔梗』」
京次郎がボソッと言った。
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