本題

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「そうだな。『桔梗』は、主に攻撃の先頭に立ち、相手に切り込んで行く。そのため、リーチが長い長剣や槍などを使うことが多い。」 茂吉は京次郎にすっと視線を合わせる。 「おまえの家は、一家全員『桔梗』だろう」 「…そうスけど……」 「両親が同じ種類の唱印の持ち主だと、必然的にその子供にも同じ唱印が現れる。基本的に自分にどの唱印が現れるかは、唱印式までわからない。だが、京次郎のようにもうすでに分かっている者もいるというわけだ」 「へぇ。んじゃあ京はもう『桔梗』で決まりってことか」 小音が感心したようにいう。 「そういうことだ」 茂吉は静かに頷いた。
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