15人が本棚に入れています
本棚に追加
『遥かなるニライカナイ』
雄々しき日輪の凜光は
海竜の蒼鱗を白銀に照らし
遥かなニライカナイへの
標となりて私を誘う
この白銀の道に浮かびて
眩き太陽(テダ)の元へ──
彼方東方へと流れれば
見付ける事が出来るだろうか?
竜宮の火(ニルヤノセジ)を…
いとけき太陽(テダ)に
抱かれて
蒼竜の背に漂う
ああ
どうか
このまま私を
貴方のその手で
灼きつくして…
無垢になって
遥かなるニライカナイへ
最初のコメントを投稿しよう!