最後に…

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最後に…

普段何気なく生活をしていく中で、必ず心の風邪をひいてしまっている人間がいます。僕もその一人、通常では聞こえない声が聞こえ、常に何かの気配を感じてしまうのです。何もないのに笑ってしまったり、脅迫観念にさらされながら生活しています。豊かな社会、ストレス社会が生んでしまった。もし周りの大切な人がこの病を患ったなら、良く話しを聞いてあげてください。独り言や一人笑いしている時は、誰と話しているの?何が面白いの?って決して偏見の意を込めずに問い掛けて下さい。神経はとても敏感になっており、ちょっとした言葉や視線の刺が心を更に攻撃しかねないのです。誰も自分が病気だなんて認めたくありません。認めずに通院、服薬を拒む人間もいます。協力してあげて下さい。優しい心の持ち主です。いずれ自分が飲まずにテーブルの上に置き去りになった薬が可哀相、自分の復帰を願う人に申し訳ないと思えてくるはずです。日々葛藤と瞑想の日々です。信頼できる人間以外は敵に感じてしまうんです。偏見をなくして、優しく接して下さい。物語は経験と空想の合いの子です。
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