数ヶ月が過ぎ…

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しばらく夜な夜な現れる不思議な少年を連れ回した。「パパ、何で止まってるの?」いや、タクシーが…「タクシーなんていないよ?」 ん??今、確かに右折するタクシーがいたんだけど…おかしいなぁ…。「パパ疲れてる?」じゃあご飯!ステーキ食べたい!分かった分かった………。ガシャン………あれ??コップが割れた音に目を覚ました。「また食べながら寝てるよ」 パパ器用だよね(笑)寝ながら何でも出来ちゃうんだ。…しかし最近周りの視線が妙に冷たい、みんな寄ってたかって何か悪い噂をしているのだろうか…しかも間違いなく常にどこかから監視されている。起きてから寝るまで、仕事中まで監視は纏わり付いた。手を休めれば「手を休めるんじゃない」車を走らせれば後を走る車が妙に煽ってくるような…。何かの計画に陥れられてしまったのだろうか…。日々不安とストレスは心を蝕むかのように蓄積していった。
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