特別捜査一課

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サクラの異動が決定し、 今日から新しい部署での仕事となった。 『おはようございます! 今日からここで御世話になります。 サクラです。宜しくお願いします。』 サクラは唖然とした。 普通と違う空気に… 『キャア♪あなたが今日から配属になった サクラちゃんね♪私の名前ゎラヴ!ょろしくぅ~』 妙なテンションの長身の女の子が 声を掛けてきた。 170~175センチぐらいだろうか。かなり背が高い。 首ぐらいまであるボブショートの女の子だ。 『あ…ハイ。よろしくお願いします。』 『紹介するね!こっちのケバぃお姉ちゃんが マリーちゃん♪』 『ラヴ、ケバィって何ょ!こんにちは。マリーです。』 ワンレンの前髪にふんわりカールのかかった 少し赤っぽい髪をかきあげながら静かな口調で呟いた。 胸元の大きく開いた服を着ている。 『で、あそこでタカナってのを磨いてるのが ちょっと根暗っぽいコテツ。』 『私は、根暗ではない。それに、タカナではなくカタナ(刀)だ! 菊一文字と村正だ!』 少し近寄りがたい雰囲気を持つ青年だ。 長く伸びた髪を無造作に縛っている。 遠くから見たら、確かに根暗に見える。 しかし、キリッとしたキレイな顔立ちをしている。 『で、その奥にいる無口なバカがショット。』 『…。』 何を言われても動じない。顎に無精ヒゲをたくわえている。 タバコをふかしながら新聞を読んでいる。 『そして、最後にあのチビがアリア。』 『チビゎ余計。あんたたちがババァなだけじゃん!』 生意気な口調の子供がひょっこり顔を出しながら言う。 って!!子供?とビックリしてしまった。 ウィーン少年合唱団みたいな風貌の子だ。image=81996772.jpg
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