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『ま、冗談は置いといて…この部署、
変わったメンバーでしょ?でも、捜査以外は
こんな感じでいいのよ。自分たちの能力を感じさせない事!
自分達の素性を悟られない事!ここにいるメンバーは
感染者。それも、DNAの突然変異で不思議な能力を
身に付けた人材の集まる部署。
あなたも選ばれた人材なの。』
『え?私が感染者って?
インフェクテッドパーソンショック?
あの環境汚染が原因の正体不明の
感染症でしょ?』
『そうよ。あの病気、大体の人は死ぬ。
でも、生きる人もいる。生きている人は大体
化け物になるか、私たちみたいになるかのどちらかなの。
私たちみたいになる確立はごく僅か。
私たちの任務はこの化け物を一般市民の知らないところで
駆除しなければならないの。パニックを起こされたら大変でしょ?
それに、昔政治家だったヤツらと、研究者が手を組んで何か
企んでいるらしいの。軍事兵器でも作りかねない。
任務は命がけ。逃げるなら今。ケド、極秘任務の内容を
聞いてしまったから、仲間になるか、ここで殺されるか…
でも、お手並み拝見したいわね。』
『はい???』
そう言うとラヴは、サクラめがけてナイフを
投げつけた。
サクラは、動じずかわす。
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