特別捜査一課

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―射撃場 『やっぱり、サクラさんの腕前はすごいです! 尊敬します!!』 『そっかな?あんま、褒めんなょ! 何もでねぇぞ!笑』 『サクラさん!たまにはこうして一緒に 練習付き合ってもいいですか?』 『はぁ?何今更言ってんだょ!笑 毎日、一緒に練習してたじゃねーか!笑』 『いや…何か部署が違うと距離を感じるというか…』 『お前、小学生?笑 ヒイラギは大切な後輩!これからも仲間だって!! …でもさぁ…新日本国になっても犯罪って減らないんだな。 いつになったら犯罪ってなくなるんだろうな… って、弱気になっちゃいけないよな!』 『たまには、弱さも見せたっていいんじゃないですか? サクラさん…強がってムリしてるような気がします。』 『それは、ないよ!あ!!そろそろ行かなきゃ! またな!ヒイラギ。』 サクラは、エアースケートのスイッチを入れて 軽やかに射撃場を後にした。 『絶対、強がってるよ。』 ヒイラギは呟いた。
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