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サクラは、慌ててラヴを追った。
『…ねぇ、ラヴ。特別捜査に私って必要だった?』
『何をいきなり?』
『だってさ、コテツが俊足の剣士。ショットが早撃ちでしょ?
私も俊足の早撃ちだから、私がいなくても2人でカバーすれば
問題ないんじゃないかなって…』
『アイツらは、仕事を選ぶから頼りにならない。笑
気紛れなんだよ。あの2人。』
『似たもの同士?って事?』
『アイツらは、一応双子だからね。
あの2人は常にコードネームを使ってる。素性は
もちろん知らないから、質問してもムダだけどね。』
『マリーは、蹴りが武器だってわかるんだけど
アリアは…何?歌ってたよね?』
『マリーは、その通り。鋼鉄の美脚と呼んでるけど
彼女の蹴りは凄い。蹴られた後、服が焦げてたでしょ?
蹴られたら火傷するのよ。蹴り技によっては鎌鼬みたいな
傷跡も残るらしいけどね。
アリアの武器は歌声。悪魔の美声ね。坊やの歌声は、何でもできる。
旋律を変えるだけで、聴覚から見えない超音波で相手を
殺す事もできれば、
操る事もできる。もちろん、
この前みたいに
歌声のオーラで人を助ける事もできる。
でも、アリアと私の力は隙が
ありすぎるから、攻撃力の強いメンバーが常に居ないとすぐに殺されるわね。
まぁ、あのメンバーは、敵に回したら怖いって事。笑』
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