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…数時間後。
某署内にて
ダンッ!
けたたましく
机を殴る音がする。
『サクラ!またお前は無茶しゃがって!』
サクラは、この怒鳴り声にビクともしなぃ。
高い位置で縛ったロングの
ポニーテールを触りながら
直立不動で仁王立ちしている。
『犯人逮捕!人質救出が出来たからいいじゃないっすかぁ!』
男勝りな口調でサクラも
怒鳴る。
サクラの後輩の
ヒイラギは、ヒヤヒヤしながらやり取りを見ていた。
その時後ろから声がした。
『まぁまぁ…シバチーフ、サクラの検挙率が1番高いんだから少し見逃してあげて下さいよ』
後ろから現れたのは
サクラと同期のレン。
長身でスーツ姿がとても
似合う男だ。
『しかしだ…犯行現場に行く時は、エアーカーかエアーバイクにしてくれんか?規定以外のエアーを使用するな!』
『チーフ、何を言ってるんですか?エアースケートなら、細い路地でも入り込めるし、スピードなら、エアーエンジンいじってるんで余裕クリアっすょ♪』
『余裕クリアじゃないだろ?ったく。始末書提出!今日の夕方までだ!解散!』
『ちょ!今日の夕方って』
サクラが言いかけた時
レンとヒイラギに無理矢理
連行された。
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