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私はバッティングセンターの経営者だ。もう20年になる。なぜこの仕事をしてるのか？それは野球が好きだからだ。今はこんなバッティングセンターの親父だがこうみえても元プロ野球の選手だ。といっても大した成績じゃない。むしろ駄目な選手だった。８年も在籍しながら１軍で放った安打はわずか２本。ほとんど２軍暮らし。１軍でもほぼ代走か守備固め程度だ。いまここにくる子ども達に私が元プロといっても分かるはずがない。親も知らないってのがほとんどだ。年に３人くらい言ってくる親がいるがその程度の選手だった。その８年で私は自由契約になった。自由契約といえばカッコイイが要するにクビを切られたのだ。プロ野球には自由契約と任意引退がある。自由契約は文字通り契約を解除し選手の身分を自由にすることだ。選手はどの球団とも自由に交渉することができるのだがはっきりいって所属球団から｢君は要らない｣といわれるのだから微妙なところだ。任意引退とは選手の身分は所属球団にあり引退し選手としての契約はしないことだ。有名選手が引退するときはほぼこれだ。こうしておけば将来コーチや監督として帰ってきてもらえるからだ。ちなみに余談として日本人メジャーリーガーのパイオニア野茂
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