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「各務……先輩?」
この人は各務祐谷(かがみゆうや)。俺よりひとつ年上で、俺の本性を唯一知ってる人だ…
「どした?元気ねぇな」
「先輩、俺…」
「ん?」
「壘ちゃんに…告られて……」
「よかったじゃんか、瞭、壘ちゃん好きだもんな😁」
「ふっちゃいました…」
「そーかそーか、そりゃよかっ………って、え゛ーーーーーっ⁉ふった⁉」
「はい。」
「なんでまた…」
「好きだからです…、優しくできないから………」
「…………」
俺は頬に伝う涙を服の袖で拭った。
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