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一通り自己紹介が終わると
「じゃあ最後は先生ね。ミルラ・ベインズ。エルフよ~。改めてよろしくね✨」
…エルフ…か…
「あら?どうしたの?」
「いえ、なんでもありません。」
堂々とエルフと言える…何故か羨ましいと思った。
さて、いい加減全員の自己紹介が終わった。
「じゃあ授業に入りますね✨一時限目は歴史。さぁ準備~✨」
ちなみにあたしの席は一番後ろ。
目の前にはアイリさんがいる。
大抵どこの学校も、歴史の授業は同じ。
…そう、戦争のこと。
やはりグラナ学園も例にもれることはなかった。
「ん~…じゃあ天宮さん?」
「はい?」
「いきなりだけど、私の出す問題が解けるかしら?まだこのクラスの子達は習ってないことよ✨」
「…はあ💧」
「じゃあ質問です✨昔巻き起こった戦争…この戦争の名称は?」
「…古代クルズァティブ戦争、ですか?」
本当に勉強したことがなかったんだろう。クラスにざわめきが起こった。
それを遮るように先生の高らかな一言。
「大正解~✨」
「おおーっ!!」
またもや拍手喝采。
「…答えなきゃ良かったかな…💧」
…本当に面倒だ💧
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