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まずは安田俊明、てめーからだ。
二高屋上にて
イトケン
「よう！」
安田
「おう、おはようイトケン」
イトケン
「突然だがキサマにインタビューだ」
安田
「……は？」
イトケン
「名前はなんて読むんですか」
安田
「馬鹿かおまえは」
イトケン
「名前はなんて読むんですかァ！？ あぁン！？」
安田
「ってえな！ マイクを押し付けるな！ ……『やすだとしあき』だ。おまえ知ってるだろ！？」
イトケン
「歳と誕生日は？」
安田
「16歳、5月8日だ」
イトケン
「じゃあ血液型は」
安田
「O型。……だからなんなんだこれは」
イトケン
「好物はマンゴーだよな。……じゃあ何フェチですか？」
安田
「……後でシメるから校舎裏来い」
イトケン
「冗談だ冗談！ マジになるなって！ な？ な？」
安田
「うっせえ後で殺」
イトケン
「ヘイ！ 身長は！？」
安田
「……確か178cmだ。あと人のセリフを遮るな」
イトケン
「正直すまんかった。……で、最後に何か一言」
安田
「は！？ いきなり言われても」
イトケン
「とりあえずなんか言っとけばいいんだよ！」
安田
「……わかった」
「後でボコすから校舎裏来い」
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