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昼、二高、一年三組前廊下にて、委員長と。
一年三組前廊下
イトケン
「どうも、委員長」
宮部
「あ、井土ヶ谷君。どうかした?」
イトケン
「いえ、新聞部の活動でインタビューをしていてですね」
宮部
「あ、そうなの」
イトケン
「はい。……そろそろいいですか?」
宮部
「ちょっと緊張するわね……。うん、いいわよ」
イトケン
「じゃあいきますよ。まず、名前はなんといいますか?」
宮部
「宮部都です」
イトケン
「身長と血液型を教えてください」
宮部
「身長は167cm、血液型はA型です」
イトケン
「趣味は?」
宮部
「え? うーん……、料理かな」
イトケン
「では、年齢と誕生日」
宮部
「15歳。誕生日は3月18日です」
イトケン
「ありがとうございました。では最後に何か一言お願いします」
宮部
「一言……わかったわ。えーっと、ふ」
守屋
「ふははははははは! ヤスっち! 貴様のウインナーはいただいたぞッ!」
安田
「てめっ! それ間接キスだぞ!」
守屋
「知らん!」
安田
「『知らん!』じゃねーだろ! お前はいいかもしれんが俺が嫌なんだ!」
守屋
「漢じゃねぇなヤスっちは! 昔ッから同じ水筒のお茶と偽って持ってきたアクエリアスを分け合った仲ジャマイカ!」
安田
「お前が一方的に強奪してっただけじゃねーか! 返してもらった時は2、3滴しか残ってなかったぞ!」
守屋
「蒸発したんだ」
安田
「するかっ! 大体おまヴェサリウスッ!!」
宮部
「うっさいわね! 今人がインタビュー受けてるでしょうが! 静かにしないと殴るわよ!?」
安田
「もう殴られたっつーの……!」
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