二章 初日、目覚めた後

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これはまずい。衝撃的なイメージダウンに繋がる。 何とかフォローしなければ。 「ほら…梓さんはそのままでも綺麗ですよって事ですよ!」 (し、しもた…) これではまるでフォローになっていないじゃないか。むしろイメージ悪化促進と言うところだろうかな。 このままではきっと本当にただのエロ少年に成り下がってしまう! 落ち着け僕…深呼吸だ…こんな時こそ冷静な判断力が要求される。 華の大学生活をエンジョイする為にはここで何とかしなければならないんだ! 「あ、下心なんてないですよ!と言うかすべてジョークって言うか?」 あぁ…遠退いていくよ…大学生活…さらば青春… 「ふふふ…なんだい?エロ少年?」 梓さんは僕の予想に反するようにそんな風に優しく返してきた。 ってかエロ少年が定着してる。 「まさか…私と…」 そう言って梓さんは近付いてくる。タオル一枚のまま。
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