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「へぇ~。梓ちゃんモテモテね」
「いやぁ~まだまだですよ~。いつかは一美さんみたいに綺麗な女になりますから」
「ふふふ…」
一美さんの微笑み。上品で優雅さまで感じてしまうほどである。
と言うよりこの二人のレベルが高い。
絶対彼氏いる。
思いたくないけどそう見える。と言うよりかはその方が自然だ。
こんな綺麗な二人を放っておくほど、世間の男は甘くない。
梓さんだってきっと超イケメンの彼氏がいるんじゃないか。
ふと、小春荘のメンバーの顔が思い浮かんできた。
通称ギャル男。派手な服装と、四月だってのにあの肌の黒さ、そして髪の毛のボリューム感と白に近いようなシルバーの色。
格好こそあんなだが、顔は確かにイケメン。
何人もの女を手玉にとってそうな顔だ。
まさかあいつが彼氏って事もないよな。
いや、ないとも言い切れないな。会って一日目だけど、きっと梓さんは素直な人だ。
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