二章 初日、目覚めた後

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もしかしたらあのギャル男に騙されて、手玉に取られて… 待てよ落ち着け。まだあのギャル男が悪い奴と決まった訳じゃない。焦るな。 となると、もう一人のあのメガネも怪しくなってくる。 あのメガネ青年を何かに例えるなら… そう!少女マンガに必ずと言っていいほど出てくる知的メガネ青年だ! あの知的メガネもかなりのルックスをしてたな。長身が羨ましい。 待てよ…知的メガネは一美さんの方と付き合ってる可能性が高いかもしれない。 雰囲気が何となく似ている気がする。 うぬぬっ…知的メガネめ…許せん… 待てよ落ち着け。まだあの知的メガネが付き合ってると決まった訳じゃない。焦るな。 だんだんと頭の中が混乱してきた。 もはやただここでこんな事を考えていてもらちがあかない。本人に聞けば一発で済む問題だ。 そう…僕には問題だ。大学へ来てまで勉強三昧なんてまっぴらだ。
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