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女の子は通り過ぎたかと思うと、急に立ち止まり、そして振り返った。
その目はどこか疑心のような目だが、その顔は…
やべっ…可愛い…
あまりの可愛さに思わずヨダレが出た。
茶髪の綺麗な長髪、背は高いけどナイスなボディーライン、整った顔立ちは少しだけ幼さを残している。
（う～ん、出だし好調）
「君、新人？」
「え？えぇ？新人…と言うか、今日からここにお世話になる予定ですけど…」
「やっぱり新人君なんじゃん！来て！」
その柔らかな手が僕の手を掴む。そして僕を引き連れてゆく。
（あぁ…いっその事このままどこまでもランデブーしよう）
なんて事はもちろん口に出来るはずもなく、僕は彼女について行く…いや、連れていかれることになった。
「ん？あれ？何か違う」
そう、僕は違和感を感じていた。
別にそこが今まで住み慣れた実家じゃないからと言うわけではない。
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