二章 初日、目覚めた後

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進んでたどり着いた場所は脱衣場。まぁお風呂に入るんだから当たり前だ。 だけどそこは無意味に広い。まるで一ホテルの大浴場の脱衣場並だ。 「すっごいなぁ…金かけちゃって…」 そんな独り言を吐き出した後、脱衣場に人がいるのに気がついた。 こ、この展開はまさかのドッキリな展開に! ……… ならなかった。 「あ、こんばんは…」 「ん?あぁお前か…」 そこにいたのは素っ気なさが売りのあのギャル男だ。 名前は…なんだっけ?もう覚えてない。 「じゃあな。風呂は十二時までだ」 「あ…はい…」 ギャル男は着替えを終えて風呂場から出ていく。 やっぱり素っ気ない。これから暮らしていく上でうまくやれそうにない。 まぁギャル男はどうでもいい。適当に相づち打ってれば問題もなさそうだ。 僕は誰もいない脱衣場の中で服を脱ぎ散らかす。 そして鏡でその肉体を見た。
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