三章 翌日、始まる毎日

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僕は仕方なく布団から這い出た。 眠たい瞼を擦りながら、部屋の唯一の扉の前に立つ。 「はい」 だけど僕の視界に映るものはなかった。 「あれ?誰もいないじゃん」 「おい」 「まったくイタズラも程々にしてくれよ」 「おいコラ」 「さて、学校は明日だしもう一眠りするかな」 ドゴッ 「ぐぅっ!」 腹に痛みが走る。何故だ…透明人間に攻撃されてる気分だ。 「透明人間なんて卑怯だぞ!姿を見せい!」 「あんた…わざとやってるだろ」 どこからともなく声が聞こえる。 攻撃された腹を抱えると、視界が下の方へ移った。 「あ、いた」 「さっきからずっといるわボケ!」 そこにはちっちゃいが、やたらに口調の悪い女の子がいた。 確か梓さんと一美さん以外のもう一人の女だ。でも僕はお子ちゃまには興味ない。 「どうしたのかな?迷子かな?」 「そんなことあるか!!」 ドゴッ 「うぅっ!暴力反対!」
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