三章 翌日、始まる毎日

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その言葉に僕はようやく安心した。 ここで労働をさせられると聞いて、なんだか嫌な気分になったが、週に二、三回程度なら全然平気だろう。 なんだか気合いが入ってきた。 「ずいぶん顔色が変わったね」 「いえ、寝起きは弱くて」 僕は掃除を開始した。 「お、終わった」 ようやくすべてを終える頃には、僕の体が悲鳴を上げていた。 侮り難し掃除。 思わぬ重労働をやり終わった頃には、時刻は正午を指していた。 「疲れたろ?お昼にしよう。一緒に食べるかい?」 「あ、はい!」 僕は京介さんに連れていかれる。 「あ、京介…と新米のチビ」 (うわぁーでたー!ちびっ子女番長!) 一階にてあの女と遭遇する羽目になってしまった。 「なんだまたお前かよ。しっしっ」 「こんっの!新米のくせして!」 「杏子も昼食に行きますか?」 (あぁ京介君…なんでこんな奴に慈悲を…)
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