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「う~ん京介となら行く。こいつはいらない」
(う、うぜぇ)
「はは…まったく杏子は突っかかりすぎですよ。秀樹君だってここに来たばかりで不安なんですよ。わかってあげなさい」
ちびっ子女番長は僕を鋭く睨む。
僕は勝ち誇った恍惚の表情を見せてやった。
「ふっ」
鼻で笑い、屈辱的攻撃をかましてやる。
「やっぱり無理だ!こいつはいい奴じゃない!」
やっぱり思いっきり否定された。
「コラコラ、仲良くしなさい」
「だってぇ…」
まるで兄妹である。
「さぁ行こうか秀樹君。いい店があるんだ。君もきっと好きになると思うよ」
「あ、はい是非!」
と言うことで男女三人は京介君を先頭に列をなして歩くことになった。目的地は京介君オススメの店。
「で?」
「うん?」
「なんで一列に並ばなきゃなんないのよ!」
ちびっ子女ギャングは不満らしい。
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