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「電話もメールもするから!美月、頑張って!」
若菜は眼に涙を溜めて言った。
私の眼から溜まっていたものが流れ落ちた。
「小澤、何かあったら連絡してよ」
大好きだった田中くん、結局告白出来なかった。
「うん、ありがとう」
離れたくない、これが本音。
クラスは仲が良くて、先生も学校も大好きだった。クラスみんなで用意してくれた大きな花束。
涙が溢れて止まらなかった、みんなが泣きながら励ましてくれた。
だから次の学校でも頑張ろう、そう思った。
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