捜索②

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警察署から出るた。 すると、突然、豪の持っている『非常持ち出し袋』から音がする。 (ザーザー) 豪は立ち止まり、中を調べた。 「なんなの?この音…」 と、葉苗が眉を潜めた。 確かに、うるさい音だ。 豪が袋からラジオを取り出した。 「このラジオからだ。??スイッチが切れない。」 (ザーザー…ム……ネン…ザーザー) 『!!』 葉苗と豪は驚愕した。 確かに今、ラジオから声が聞こえた。 『無念』 そう聞こえた。 「い、今ラジオから、声が…」 葉苗が震えた声で言った。 ラジオから聞こえた声は生者のものとは思えない声だった。 「葉苗さん、あそこ!!」 と、豪は慌て一方向を指差した。 そこには、 (ペタ、ペタ) と、さっきの怪物が7~8体の集団となって向かってくる。 「!やばいかも、…豪さん、銃、使い方は判ってますよね。援護してください。」 と、葉苗が言った。 「援護って、まさか。」 「ええ、あのままだとミニパトがどうなるか判りません。私が強行します。」 葉苗が銃を構える。 豪も銃を抜き、構える。 強行作戦開始だ。
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