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一瞬の間に僕は大きな波にのまれてしまって……まさにデパートの安売りのシャツを奪い合うおばちゃん以上の力で揉みくちゃにされ、死んだかと思ったくらいだった。
僕の体は木片、もしくは……柔らかい……こぉ……何て言うか……あぁ!分からん!!
とにかく木片に近い柔らかくて生暖かい何かの上に無意識的に寄り掛かり、生き延びたみたいだった。
見渡す先には何も無く
……実はイカみたいなモノが浮いていた。
僕以外の乗客の行方もわからない、
むしろ自分が今どこにいるのか、
どんな風に生きていきたいのか、
夢はあるのか?
将来有望な人材はいるのか??
有休は有効的に使えているのか???
年金はもらえるのか!?
僕には分からないコトばかりだった……。
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