2月19日

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ピンポーン。 水野の家の呼び鈴を押す眞宵。 ここに来るまでに走ってきたせいで、髪は乱れて、汗をかき、ぜいぜいと息をきらしている。 早く話してお茶飲みにいこ… 眞宵はそう思っていたが、なぜか水野はなかなか出てくれない。 『あれ…呼び鈴が…壊れてるのかなぁ』 眞宵は呟いて、玄関前から左へ走って庭を横切り、水野の部屋の窓のすぐ下まで来た。 『水野さぁん。ちょっと相談したいことがあって――――』 眞宵が叫んでも、水野は姿を見せない。眞宵は首をかしげながら続けた。 『BAってゲームの話なんですけど――――』 ガラガラッ! ふいに、窓が開いた。 眞宵は驚いて窓を見る。 そこには、不安な気持ちでいっぱいの表情をしている水野がいた。 水野は手招きすると、窓を閉めた。 来いってこと…? 眞宵は考え、再び玄関へ回ると、 カチャン と開けて、中へ入った。
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