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2月19日~②
眞宵は近くにあったネットカフェに入り、ゲームのことを調べはじめた。
『BAゲーム…っと』
眞宵がエンターキーを押すと、1つしか検索出来なかった。
そこには、《噂百貨》と書いてある。
クリックすると、真っ黒な画面になり、文字が表示された。サイトには様々な最近の噂がのっていて、その中に――――――
《死確定のBAゲーム》
というのがあった。
『これか…』
眞宵は呟いて、ためらうことなくクリックした。
しばらくして、パッと画面に文章が表示される。
《最近友達に変な手紙が届いた。
紅の封筒で、殺人ゲームの説明書が入っていた。もちろん友達は怖がって、ゲーム当日になっても行かなかったんだけど…
その次の日、友達は家で殺害されてた。
本当にこわかった。
でも行ってても死んでしまうだろう。
このゲームは…
封筒が来たら、もう死ぬしかないらしい》
『…』
眞宵は絶句した。
死ぬしか…ない。
やだ!そんなのやだ!
眞宵は
ダンッ!
と机を叩く。そして、歯をくいしばった。
…明日。
あたしは…死にに行く…?
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