2月18日

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眞宵は不思議に思いながら、便箋を持ってベッドに座わった。そして、最初の文を読む。 《ゲームへのご参加おめでとうございます》 『ゲーム…?』 眞宵は封筒を見つめたまま呟いた。 それにおめでとうって…すごく幸運なのかな?あたし…。 眞宵は首をかしげ、続きを読んだ。 《ゲームは○○ビル3階にて3日にわたり行います。 ルールは簡単。 会場に集まったプレイヤーの中に一人『主催者』すなわち『X』がまぎれこんでいます。あなたには3日の間に『X』が誰なのかを見破ってもらうのです。 正体がわかったら会場にある専用の装置にプレイヤーが個々にもつNo.のなかで、自分が『X』だと思ったプレイヤーのNo.を入力してください。 そしてそれが“当たり”の場合、その場で賞金を支払い、お帰りいただきます。 しかし、それが“はずれ”の場合…》
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