プロローグ

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次の日、学校で彼氏もちの親友に二郎の事を話した。 「昨日、二郎に会ってね…」 「出た、二郎くん」 「そんなお化けみたいに、言わないでよ」 「だって、美百合は二郎くんに会う度に、私に報告してるじゃん」 「だって、誰かに聞いて欲しいんだもん」 私の気持ちが伝わったのか、親友が私の手を握った。 「分かった。じゃあ、私に二郎くんの全てを話して。美百合の二郎くんとの思い出をね」 「えっ。そこまで?私は昨日の事だけ聞いてくれれば……」 「ダメ」 結局私は、親友の押しに負け、二郎との思い出を話し始めた。
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