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昌雪姫が小人達と一緒に住むようになって何日かたったある日。
も「じゃぁまさひ…昌雪。俺らは今から仕事行ってくるから。」
昌「うん。気をつけて…って、ねーねー。」
も「ん?」
昌「ずっと疑問だったんだけど、仕事って何やってんの?」
勾陣「仕事?」
昌「そぅ。やっぱ物語上山とか掘ったりしてんの?それとも怨霊退治とか?」
も「いや、主に……」
昌「……」
も「子守りだ。」
昌「………。は?」
太裳「この前、成親様に頼まれたのです。子供達の面倒をみてほしいと。」
昌「え。兄上に?なんで?」
太裳「はい。なんだか北の方様のお体の調子があまり優れないらしくて…。」
昌「そうなの⁉知らなかった…。一度お見舞いにでも行った方がいいかな?」
勾陣「それほどじゃない。と、この前言っていたぞ?」
昌「んーでも心配だしなぁー…。で、全員で子守りしてるわけ?」
白虎「いや、だいたい俺や六合、太裳、青龍は成親に半ば無理矢理陰陽寮の仕事を手伝わされるな。」
昌「………兄上…💧」
天后「で、私と勾陣、天空は主に高淤神様のお酒の相手をしていますね。」
昌「…………………へ?🐤」
勾陣「先日屋敷に来られてな。仕事を探しているならば、我の相手をせよと。」
昌「……💧なんか……いくらなんでもこの設定ははちゃめちゃすぎるというかなんというか…。」
も「気にいるするな。気にしたら負けだ。」
昌「……💧」
も「まぁ、わかったらお前はおとなしくこの家で陰陽師の勉強でもしてろ。」
昌「えぇぇー💧勉強かぁ……」
も「嫌なら、掃除洗濯夕飯の準備。なんなら俺らと変わるという手もあ」
昌「さーて、陰陽師の勉強がんばっちゃおー✨あははっ、俺お勉強大好きー✨」
も「にげたな…」
そうして十一人と一匹の小人達はいつものように仕事に出かけていきました。
も「いっぴきちがーう‼‼」
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