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城を追い出された(?)昌雪姫は、森の中で途方に暮れていました。
昌「ひとまず、なんか小屋みたいなとこ探さなきゃな。物語上。」
そうして、森の中を歩き回っていると、
妖精A(猿鬼)「あっ、孫だ✨」
妖精B(一つ鬼)「孫だ孫だ✨」
妖精C(竜鬼)「おーい。孫ー✨」
森の妖精達が現れました。
昌「孫、言うな‼それに、今の俺は昌雪姫だっ。」
C「まさゆきひめぇー?何だそれ。」
B「知らねぇー。」
A「何かの妖怪とかじゃねぇの?」
昌「あのなぁ…💧今皆で劇をやってるんだよ。昌雪姫は俺の役柄。」
ABC「???」
昌「……💧もういい。」
B「そういや、今日はお姫は一緒じゃないのか?」
A「お姫に会いたーい。」
C「俺も俺も✨」
昌「ん、彰子?確か彰子も(無理矢理)この劇にでてるはずだけど…。小人役かな?」
A「というか、なら普通お姫が姫役じゃないのか?」
B「うんうん。」
C「なんで孫が姫?」
昌「しょうがないだろー。じい様が勝手に決めたんだから。文句ならじい様に言え。」
A「晴明に文句は、無理。」
B「万が一払われちゃたまんないもんな。」
昌「あそ…💧」
A「お姫のドレス姿見たかったなー」
B「見たかったなー✨」
C「孫のドレス姿見てもなー」
A「ある意味おもしろいけどやっぱりお姫がいいなー。」
昌「あーもーうるさいうるさい。だいたい、俺だってこんなの着たくないし、できれば彰子のが見たかった…ってちっがーう‼」
B「あ、孫顔あかーい。」
A「あかいあかーい。」
C「孫、おもしろーい。」
昌「うぅるっさい‼そして孫って言わない‼」
C「だって孫は孫だもんなー。」
B「なー。」
昌「ったく、はいはい。とにかく俺は忙しいの。だからもぅ行くな。」
A「えー。孫まだ潰してなーい。」
BC「なーい。」
昌「潰さんでよろしい。じゃぁなっ。」
こうして雑…妖精達と別れた昌雪姫はまた森の中を歩きはじめました。
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