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しばらく歩いていくと、昌雪姫はある小屋を見つけました。
昌「ちょっとお邪魔しまーす」
中に入ってみると、生活できる一通りの道具が揃っています。
昌「今日はここに泊まるか。よし、決まりっ✨」
すっかり安心した昌雪姫は近くにあったベットで眠ってしまいました。
しばらくすると…
小人(太陰)「たっだいまぁー」
小人(白虎)「結構疲れたな。」
小人(天后)「疲れましたね💧」
小人(朱雀)「…おい、なんか変なのいるぞ?」
そこには、大の字になって、豪快に眠りこけている昌雪姫がいたのです。小人達は昌雪姫のまわりに集まりました。
小人(もっくん)「こいつ…役とはいえ今は一応『姫』だろ?こんなんでいいのか?」
小人(六合)「……」
小人(勾陣)「まぁ、そぅ言うな。疲れてるんだろ。」
小人(太裳)「どうしますか?お起こしした方が…」
昌「…ん、んー?」
小人(玄武)「あ、起きた。」
も「おい、まさひ…昌雪、大丈夫かー?」
昌「んー?…もっくん?ここどこ?」
小人(天空)「寝ぼけてるな。」
小人(天一)「ここは私達小人の家です。起きてください?」
昌「天一?あー…。そっか。劇やってるんだっけ。」
も「そうだ。思いだしたか?」
昌「うん。…って、なんか小人役多くない?」
朱雀「そうか?」
昌「そうだよ。確か小人って七人のはずだろ?なのに、十一人と一匹って…」
も「おい。」
昌「ん?何、もっくん。」
も「今、何気にサラッと十一人といっぴきって言わなかったか?」
昌「言ったよ?それがどうかした?」
も「っな、どうもこうもあるかぁー‼俺を匹でか ぞ え る なっ‼」
昌「だってしかたないだろー。物の怪、なんだから。」
も「物の怪ちがーう‼孫のくせに物覚え悪いぞ‼」
昌「孫言うな‼だいたい匹で数えられたくないなら、今だけ紅蓮になればいいだろっ‼」
も「……俺にあんな風になれと?」
昌「え?」
小人物の怪はある方向を指さしました。
そこには…
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