恋が始まり

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「好きなの。」 彼女は言った。 「私は、あなただけがずっと好きなの、好きだったの!」 俺には優しくて冷たい。 いわゆるツンデレな彼女。 そんな彼女の突然の告白。 彼女をそんな目で見たことがあるかと聞かれたら、はっきり『ある』と答えられる自信はないけど。 「私のこと信じなさいよ…!」 泣いている彼女の涙がとても綺麗だと思う自分がいて。 泣いている彼女がとても愛しいと思う自分もいた。 彼女の存在を『恋』として当然のように、自然に受け入れている自分がいた。 end
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