第2章 悲しみと仲間との出逢い

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戦闘兵A『当たり前だ!!おまえここで死んでもらうぜ!! 龍は捕獲との命令があるからな!』 龍騎に対して銃を向ける 戦闘兵B『うゎ!あきらかに逆殺されそうな言葉だな』 小バカにしたようにAを笑っていた 戦闘兵A『うっさいわ!! お前も加勢しやがれ!バカ!』 戦闘兵B『へいへい……』 めんどくさそうに同意をし、武器を構える 『ったく…お喋りの多い奴らだ…… ム!!この臭いは…… お前等か!?ドラク村を壊滅させたのは!!』 匂いを察知し、轟我は威嚇気味に問う 戦闘兵A『クサないわぁ!!匂い←これを使いやがれ!! ………あぁそうだ、俺等が村を破壊しつくしたぜ? あんなちっせー村なんかあっても仕方ねぇだろうよ?』 ケラケラと笑いながら、答えた そんなとき… ドクン… 『なんだと……』 龍騎が呟く… ドクン… 『どうしたんだ??龍騎!?』 心配そうに轟我が呼びかけるが、龍騎は轟我に反応を示さない ブチッ 『うわぁぁぁああ!』 『貴様等が……貴様等が俺等の村を破壊したのか!!絶対に許さねぇぞ!!』 ゴゴゴゴゴゴッ 『なんだ…………こんな龍騎初めて見たぞ……』 更に轟我は心配になったが、気迫で近寄ることが出来なかった… 戦闘兵A『えっ?ちょ…なになに?地雷踏んじまった…?』 戦闘兵B『………』 戦闘兵Aは焦りをあらわにし、Bは体を震わせていた 『ガァッ!!』 怒り狂った龍騎は姿を変えはじめた ビキビキ… 全身を青光りする鱗で包み、目は黄金色の鋭い目 背中には力強くはった翼、翼にはなにもかも吸い込むような黒い輝きを放つ翼膜 頭には、龍といわんばかりに堂々と猛々しく天に伸びる角が2本生えた。 『ゼッタイニ!ユルサナイ…』 『凄いな、さっきの龍騎と別人だ…』 轟我は一筋の汗をたらしながら呟いた 戦闘兵AB『マジッスか!?』 戦闘兵A『俺はずらかるぜぃ』滝のように冷や汗をかながら 走り出した 戦闘兵B『待ってよぉ!』 あまりの恐怖に泣き顔でぐちゃぐちゃにしながら追いかけた
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