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(ちょっと無理矢理過ぎたかな……)
キッチンで自分用の弁当とミストの昼食を作りながら、霙がちらっと後ろに視線を送ると、ソファの上で霙の寝具を体に巻き付け、テレビを退屈そうに眺めている少女の横顔が見えた。
……ここまでしてミストを学校に行かせないのには、理由がある。
もちろん、まだ本調子じゃないコトも理由の1つなのだが……
『ーーーーーーーーっ!!』
あの、声にならない悲鳴。
あれが、ずっと引っ掛かっている。
最近、うなされているコトが多くなったミスト。
「――何か嫌な夢を見てるんじゃないか?」
昨夜、思い切って霙がそう切り出した後、ミストはずっと黙っていた。
けれどその沈黙は肯定の証だった。
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