櫻井優里

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  AM6:00―― 体内時計と言うのだろうか、 この時間になると 自然と目が覚める。 外はまだ薄暗い…… 私は眠たい目をこすりながら ベッドから下りた。 「ん~っ」 指先を組んで伸ばし、 天井に向かって 大きく背伸びをした。 「よしっ、今日も一日頑張ろ」 クローゼットを開き、 ハンガーにかけてある 紺色のブレザーを手に取った。 そしてゆっくりと袖に腕を通し、 私は部屋を出た。  
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