ことの始まり

9/10
前へ
/112ページ
次へ
『何?翔太もパピオンやりたいの?』 祐二はいたずらっぽく聞いた。 くそっ。 祐二にお願いするなんてむかついて嫌だ。 でも絵里香がやってるなら・・・・。 「やりたい」 『何?聞こえな~い。電波悪いのかなぁ』 こいつ! 「やりたいんだよ!!」 携帯の向こう側で祐二が必死に笑いをこらえているのが聞こえる。 翔太は恥ずかしさのあまり顔がいっきに赤くなる。 「もういい!」 『悪い悪い。教えてやるよ。てか、絵里香のために翔太がここまでやるとはなぁ』 「悪いか?」 『おいおい、これ以上俺を笑わせないでくれ。じゃ、メールするから電話切るぞ』
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加